【不安】免許証の紛失に気づかなかった。免許証不携帯となるの?

免許証の紛失に気づかなかったんだけど、大丈夫かしら?

大丈夫です。一つずつ整理して説明していきます。

「免許証の紛失に気づかなかった」ということが、だいぶ後でわかると慌ててしまいますよね。

紛失した状態で車の運転をしていた可能性があり、免許証不携帯として問われるかが心配です。また、悪意のある人に拾われてしまうと身分証として悪用されてしまう可能性もあるので、不安になります。

そこでこの記事では、起きる可能性のある問題、免許証の紛失で起きる可能性のある問題、落としやすい場所と、必要な手続きについてまとめてみました。

落としやすい場所
  • コンビニでコピーを取ったあと
  • 郵便局など荷物の受け取りで提示した時
  • 会員申込などの手続きで提出した時
  • ポイントカードを抜き取った時
紛失時に行う手続き
  1. 警察に遺失物届を提出
  2. 信用情報機関に連絡
  3. 運転免許試験場で免許証の再交付手続き

では、これらについて詳しく解説していきます。

目次

免許証の紛失に気付かなかった場合のリスク

まず、免許証を紛失した場合に起きる可能性のある問題は、大きく2つです。

  • 免許証不携帯となる可能性
  • 身分証を悪用した手続き

それぞれについて解説していきます。

免許証不携帯となる可能性

車を運転する人は「免許証の携帯」が義務付けられていますので、免許証を携帯せずに車を運転していると、免許証不携帯となります。免許証不携帯は反則金3,000円が科せられます。ただし、違反点数が付くことはありませんので、運転歴に違反歴が残ることもありません。なお、免許証不携帯は、免許証を紛失したことに気付いてない場合も含まれますので注意が必要です。

「免許証不携帯」は「無免許運転」とは異なりますので、刑事処分とはなりません。

ただし、これらは検問やスピード違反などで免許証の提示を求められた場合となりますので、免許証の紛失に後から気づいた場合は、大丈夫です。

免許証を紛失したことに気付いて「過去にさかのぼって、免許証不携帯で運転していたことを問われる可能性があるか」が心配になると思いますが「過去にさかのぼって、免許証不携帯に問われることはありません」ので大丈夫です。そもそも「いつ免許証を紛失したのか?」が明確ではありませんので、実証もできません。

身分証を悪用した手続き

誰かが身分を偽って、各種手続きを行う可能性です。

まず、消費者金融で借入れを行ったり、クレジットカードを発行するなど、金銭面のリスクが考えられます。次に、スマホの新規契約、銀行口座の新規開設などで使用し、オレオレ詐欺の目的で使用される可能性があります。

その場合「詐欺に加担した」と問われる可能性もございますので「免許証を紛失した際に行う手続き」を行っておくことをおすすめします。

免許証を紛失しやすい場所

まず、落としたことに気付かなかった場合は、状況を整理して「免許証がどこにあるかを探す」ところから行った方が良いと思います。

普段から免許証を入れている場所と取り出す時についてまとめてみます。心当たりのあるところをあたってみましょう。

免許証を入れているところ
  • 財布
  • 専用のカードケース
  • 車の中
  • 首から下げる身分証

多くの方は、運転時に免許証の携帯を忘れないようにするため、財布に入れていると思います。ポイントカードを多く持っている方は、専用のカードケースに分けていると思います。あと、タクシーやトラックなど運転を仕事とされている方は、車の中に置いている場合もあると思います。

落としやすい場所
  • コンビニでコピーを取ったあと
  • 郵便局など荷物の受け取りなどで提示した時
  • 会員申込などの手続きで提出した時
  • ポイントカードを抜き取った時に落ちた

次に落としやすい場所についてまとめてみたいと思います。まずは免許証を取り出す場面で考えてみるといいでしょう。

まず「コンビニでコピーを取ったあとに原稿を取り忘れてしまう」というのは良くあるパターンです。私もコンビニに行った時、前の人のコピーの原稿が置いたままになっていたというのを見かけたことは何度かあります。急いでいるなど何かに気を取られていると、セットした原稿を忘れてしまう場合があります。

次に考えられるのが、荷物の受け取りや会員申込など、手続き的に身分証として取り出した後、です。財布に入れたつもりが、そこで床に落としてしまっていた、というパターンです。私は過去に、バス停で学生の定期券が落ちてるのをみかけたり、ATMの前に誰かのキャッシュカードがおちているのをみかけたことがあります。頻繁な事例ではないとしても、取り出す場所は落としやすい場所と考えて探して見たほうが良いでしょう。

そして次に考えられるのは、ポイントカードを抜き取った時に一緒に免許証が落ちた場合です。スーパーやコンビニでポイントカードを提示している場合は、そのカードを取り出す場所付近に落ちてないかという方向で探してみるといいでしょう。

免許証を取り出した後「あとで直そう」と思っていて、服のポケットやカバンに入れたままであった場合もよくあるといわれていますので、そこも探してみましょう。

免許証を紛失した際に行う手続き

免許証を探してみたけれども見つからない場合に行う手続きを説明していきます。

  1. 警察に遺失物届を提出
  2. 信用情報機関に連絡
  3. 運転免許試験場で免許証の再交付手続き

警察に遺失物届を提出

まずは警察に届です。近くの交番に行き「遺失物届」を提出します。これにより、落とし物として戻ってくる可能性があがりますし、もしも不正利用された場合の証拠になりますので、自分の身を守ることにつながります。

探せる期間は警察で保管される3ヶ月間だけです。

なお、遺失物届は必ず「紛失日時」「紛失場所」を記載するようになっています。これらにおいて、その時に考えようとすると、見当違いなことを書いてしまう場合がありますので、事前に、なるべく確実に応えることが出来るまでまとめておくと良いでしょう。

信用情報機関に連絡

免許証を身分証として悪用されると、新しくローンやクレジットカードを契約されてしまうなどの被害にあう可能性があります。そうなると、自分の信用情報が傷ついてしまう場合があります。

その防止策として信用情報機関に、免許証の紛失の旨を申告しておきます。申告しておくと、新しくローンやクレジットカードの契約をしようとするときの与信判断の際に分かるので、悪用を未然に防ぐことができます。紛失の申告はインターネットで行う事が可能です。手数料はかかりますが、行っておいたほうが安心です。

ローンやクレジットカードの支払における信用情報はすべて下記の機関で集約管理されていますので、問い合わせは下記のみで問題ありません。

運転免許試験場で免許証の再交付手続き

そして、免許証の再交付の手続きとなります。近くの運転免許試験場にいって手続きを行います。即日(1~2時間程度)で再交付した免許証を受け取ることが可能です。なお、再交付手続きができるのは、基本的に平日の昼間のみとなっております。

必要なもの詳細
運転免許証再交付申請書運転免許試験場においてあります
写真縦3.0cm×横2.4cm(申請日前6か月以内のもの)
身分証マイナンバーカード、健康保険証、パスポート、住民票の写しなど
印鑑(認印)シャチハタは不可です
暗証番号ICチップに設定する2組の番号です
手数料2,250円(都道府県により金額は異なります)

なお、警察署でも再交付の手続きは可能ですが、即日に受け取りはできません(2~3週間程度かかります)ので、後日受け取りに行く必要があります。また、すべての警察署で再交付の対応はできませんので、事前に調べておく必要があります。

Q&A

良くある質問と回答をまとめておきます。

免許証の更新連絡はがきが来て、免許証の紛失に気付いた場合は?

免許証の紛失時の再交付と、免許証の更新を同時に行う事は出来ます。免許証の更新連絡はがきに記載された内容に従って手続きを行う流れとなります。

普段から車を運転しませんが、更新はがきが来るまで(免許の更新まで)何もしなくても大丈夫?

身分証を悪用された場合の防衛のため、紛失に気付いたときに速やかに、警察への紛失届と信用情報機関に連絡は行ったほうがいいでしょう。

また、免許証は銀行窓口などでの各種手手続きや、郵便局の荷物の受取りで使用する場合があるため、とっさの場面で苦労する場合がありますので、再交付もなるべく早いほうが望ましいと思います。

免許証の再交付におけるデメリットはあるの?(紛失届をしてしばらく待ったほうがいい?)

免許証の再交付におけるデメリットはありません。なので、紛失届を出してから免許証が出てこないかを待つのはあまり意味がないといえるでしょう。

代理人が免許証の再交付を申請できますか?

本人のみとなっています。入院中など、やむを得ない場合を除き、家族の方などが代理ではできませんので。ご注意ください。

再交付後に免許証が見つかった場合は?

運転免許試験場または警察署へ古い免許証を返納しましょう。
免許証のメインの番号は変わりませんが、再交付時に免許証の末尾の1桁の番号が新しい番号になりますので、古い免許証を使う事はできません。もし、古い免許証を使用すると不正利用とみなされる場合もありますので、注意しましょう。

「紛失した免許証」が悪用されないか不安です

厳密には「紛失した免許証」で本人確認書類として悪用されるのを防ぐことはできません。銀行や携帯会社などは、免許証を見て本人確認を行う際に「免許証の番号」をみて再交付されて無効なものであるかの確認は行いませんので。
そのため、何月何日に、警察に遺失物届を提出し、信用情報機関に連絡したというのが大事になってきます。これが、何か問題が生じた場合の防衛措置となります。

ただ、免許証は「顔写真付きの身分証」なので、対面の手続きで悪用される可能性は低いと見て良いと思います。また、会員証のように提示するだけでサービスを受けることもできませんので、悪用の範囲も限られてきます。

まとめ:免許証の紛失に気づかなかった場合は慌てずに対処

今回は、免許証の紛失に気づかなかった場合のリスクと対処法についてまとめてみました。

紛失時のリスク
  • 免許証不携帯となる可能性
  • 身分証を悪用した手続き

次に探す場合は、まず落としやすい場所をあたってみます。

落としやすい場所
  • コンビニでコピーを取ったあと
  • 郵便局など荷物の受け取りで提示した時
  • 会員申込などの手続きで提出した時
  • ポイントカードを抜き取った時

そこで見つからない場合は、紛失時に行う手続きを進めていきます。

紛失時に行う手続き
  1. 警察に遺失物届を提出
  2. 信用情報機関に連絡
  3. 運転免許試験場で免許証の再交付手続き

慌てず対処していきましょう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次